『ハゲタカのえじき』バッティング系の代表作!
こんにちは!
Asobiba館長のくぼです♪
今回はバッティング系ボードゲームの代表作『ハゲタカのえじき』の紹介です。
手札の数字を選んで出すという簡単な手順にも関わらず、”他の人と同じ数字を出したらもらえない”というバッティング要素があるので、「この数字はかぶっちゃうかなぁ・・・」という心理的な駆け引きが大切になる名作ゲーム。
他の人が全員バッティングしたからもらえちゃった!ラッキー!みたいな大逆転もしょっちゅう起こります。
1年生から楽しめて大人も一緒に盛り上がれる、とてもおもしろいゲームになっています。
それでは紹介していきましょう。
ゲーム名 | ハゲタカのえじき |
プレイ時間 | 15分程度 |
プレイ人数 | 2~6人 |
対象年齢 | 7歳以上 |
学童保育を10年以上経験した遊びのプロが、子どもと一緒に楽しめるゲームやアレンジルールを紹介していきます!
子どもとゲームで遊びたい!と考えている保護者の方や、 小学生や中学生の利用する施設に新しいゲームを導入したい!と悩んでいる職員の方は、ぜひ参考にしてくださいね♪
『ハゲタカのえじき』のルール
ゲームの準備
まずは色別になっている1~15までのカードを各プレーヤーに配ります。
色別のカードは6セット入っているので、もしカードが余ってしまうときは、箱の中にしまっておきましょう。
ハゲタカの絵が描かれたハゲタカカードは、よく混ぜてから裏向きにしてみんなの中心に重ねておきます。
ゲームの進め方
簡単に説明すると、
- ハゲタカカードを1枚めくる
- 全員が手札から数字を選び、自分の前に伏せて出す
- 一斉に全員のカードを開き、ハゲタカカードをとる人を判定する(判定の仕方はのちほど)
- 山札が無くなったときに獲得したハゲタカカードの合計が一番多い人の勝ち
という流れになっています。
ルールブックにはプレイ時間15分と書かれていますが、正直そんなにはかかりません。
1ゲームだけだと5~10分くらいですかね?
さくさく進むので、「もう一回やろう!」と何回か遊んでいた印象です。
ハゲタカカードを取る人を判定する
まず、ハゲタカカードがプラスの場合の判定ですが、単純に”一番大きな数字を出した人”がそのカードを取ることができます。
高得点のカードは大きい数字で取りに行くって感じですね。
反対にハゲタカカードがマイナスのときの判定については、”一番小さな数字を出した人”がもらわなければいけません。
マイナスのカードは絶対に取りたくない!というときには、大きな数字を出していく必要があるということですね。
このゲームのポイントは、”誰かと数字が重なった場合、カードをもらう権利がなくなる”というバッティングルール。
例えば高得点を狙いに15の数字を出したけれど、他の人も15を出してしまった、という場合なんかには、その人たちはカードをもらうことができないんですね。
そしてそのカードは次に大きな数字を出した人の得点となってしまいます。
また、マイナスの数字が出たときは、誰かとかぶっていたらもらう必要が無くなります。
こちらは「かぶってラッキ~」のパターンです。
もしも全員の数字が重なってしまった場合、ハゲタカカードは次のターンに持ち越されます。
そしてそのまま、もう一枚めくったカードと一緒に、再びみんなで奪い合うという流れです。
ゲームの終了
15枚のハゲタカカードをすべて取り合い、山札が無くなったらゲーム終了です。
その時点でのハゲタカカードを集計して、一番大きな数字を持っていた人が勝ちとなります。
子ども達と遊んでいて一番よくあるのが、一回使ったカードを手札に戻し、2回使ってしまうということ。
「あれ?なんで一枚余ったんだ?」と子ども達が言っている場合、だいたいこのパターンになるので注意しましょう。
子どもでも楽しめるの?
Asobibaで実際に遊んでみた
結論、小学校低学年の子ども達でも十分楽しめる内容でした!
初めは”高得点カードが出たらひたすら大きい数字の手札を出す”というプレイをしていくけれど、バッティングのルールがわかってくると悩むようになってきます。
「大きい点数を取りたいけど他の人も欲しがっているかもしれない・・・」
と、強い手札を温存しておくような、戦略的になってくる子もいました。
中には「ねぇねぇ、一緒の数字だそうよ~」と協力を持ちかけるような子どももいたところがおもしろいですね。
回数を重ねるごとに遊び方を熟知してきます。
気になる点は?
子どもと遊ぶ際、説明に苦労した点は”マイナスの場合の説明”です。
マイナス自体がよくわからない子もいたので、「これは得点が少なくなっちゃうんだよ」と丁寧に教えてあげる必要があるように感じました。
さらに、「欲しくなかったら大きい数を出す!」というのを合わせて教えてあげましたが、言葉で教えるよりも、実際に遊び始めた方が理解しやすいと思います。
他にも、”一度使ったカードをそのまま手札に加えてしまう”という間違いが本当に多かったです。
すべてのターンが終わった時点で手札が何枚か余る子がいて、そういう子はだいたい使った数字カードを手札に戻しちゃっていました。
子ども達には、「ハゲタカカードと一緒に避けておこうね」と教えながら、手札に戻す間違いを減らしていきました。
アレンジはできる?
『ハゲタカのえじき』は正直アレンジする必要のないくらいよくできたゲームだと思います。
それでもあえてアレンジをするとしたらこんな感じかなぁ??というのが以下のルールです。
手札を抜く
ランダムに手札を減らしてゲームをスタートする方法です。
どの手札が抜かれるかは完全にランダムですが、強い手札が使えなくなったり、反対に弱い手札が無くなったりと、運の要素が強くなるルールですね。
手札が減った分プレイ時間も多少短くなるため、”他にも順番待ちしている人がいるとき”なんかには、回転を上げられるかもしれません。
チーム戦にする
偶数の人数で遊ぶときなんかに、2vs2のチーム戦にするとおもしろいかもしれません。
チームごとの合計点数で勝敗を決めるため、片方の人がなかなか得点を取れなくても、仲間が高得点をたくさん取れば勝つチャンスがあります。
「おれこのカード取りにいくわ!」みたいな意思疎通ができれば、仲間同士のバッティングを抑えつつ、効率的にハゲタカカードをとれる可能性があると思います。
ハゲタカカードを裏向きに出す
何回かに一回、ハゲタカカードを裏向きにして出すというルールです。
これは完全に運の要素強めルールですね。
何のカードが出されたかわからない中、カードを取りに行かなくてはいけないため、欲しくないカードで良い手札を使ってしまったり、ラッキーで大きい点数が取れたりなんてことがありそうです。
最後の方は残っているハゲタカカードがしぼられてくるため、それを見越して手札を温存しておくのもありでしょう。
最後の読み合いという点では、かなりの頭脳戦とも言えそうです。
まとめ
今回は『ハゲタカのえじき』をご紹介しました。
子どもと一緒に大人もめちゃめちゃ楽しめるバッティングゲームの代表作。
大人だから強いとか、低学年だから不利とか、あまり考えずに誰でも勝つことができる良ゲームとなっています。
ハゲタカのえじきにインスパイアされた、ちょっと難しめのゲームもありますが、
まずはこれでバッティング系にチャレンジしちゃいましょう!
もしかしたら、心理戦を仕掛けすぎて嫌われちゃうこともあるかもしれないので、そこだけは気を付けてね(笑)
Asobibaからは以上で~す☆