『Neu(ノイ)』101を超えないように数字を出していこう♪
こんにちは!
Asobiba館長のくぼです♪
今回は、数字を足したり引いたりしながら手札のカードを出して遊ぶ『Neu(ノイ)』というゲームをご紹介。
簡単ルールで低学年の子どもから楽しめるゲームになっています!
結論としては、すぐに覚えられるルールで低学年からでもピッタリ!
ただし、大人だけで遊んだり、2~3人だと物足りないかも。
といった内容になっていました。
それではさっそく紹介していきましょう。
学童保育を10年以上経験した遊びのプロが、子どもと一緒に楽しめるゲームやアレンジルールを紹介していきます!
子どもとゲームで遊びたい!と考えている保護者の方や、小学生や中学生の利用する施設に新しいゲームを導入したい!と悩んでいる職員の方は、ぜひ参考にしてくださいね♪
基本情報
ゲーム名 | Neu(ノイ) |
プレイ時間 | 10~30分(1回のゲームは3分程度) |
プレイ人数 | 2~7人(4人以上推奨) |
対象年齢 | 7歳以上(簡単なたし算ができれば何歳からでも) |
※数値は独断と偏見で決めています(笑) |
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『Neu』ってどんなゲーム?
ゲームの目的と進め方
このゲームの大きな目的は、「場に出された数字の合計が、101を超えないように手札を出していく」ことです。
よくバースト系と言われるジャンルのゲームで、小さいころに遊んだ「数字を3個まで数えていって、31超えたら負けね~」という遊び(わかります?笑)をカードゲームにした感じです。
進め方はとてもシンプル。
- 手札を3枚配り
- 順番に1枚ずつ出しながら場の数字に足して(引いて)いく
- カードを1枚出したら山札から1枚引いて
- 誰かが101を超えてしまったら終了
という流れです。
たし算の早い遅いはあるかもしれませんが、Asobibaで子ども達に説明をするときは、これだけでほとんどの子が理解してくれました。
特殊カード
数字カードの他に特殊カードが何種類か入っていて、このカード達がちょっとした戦略性を生んでくれています。
どの特殊カードも「101超えちゃうから数字は出せない・・・」というときの助けになります。
UNOと似たようなカードもあるため、UNOで遊んだことがある人なら親しみやすいのかな?なんと思っています。
ゲームの終わり方
スタート時に各プレイヤーに3枚のチップが配られます。
このチップが自分のライフになっていて、1回負けるごとに1枚のチップを場へ戻し、チップが無くなったら脱落、最終的に最後までチップを無くさなかった人が勝利です。
子ども達と遊んでみて
Asobibaで小学1年生~中学1年生まで、計6人でプレイしてみました。
子ども達の反応は、
「おもしろいね!」
「修学旅行に持っていきてぇ」
といった感じ(笑)
遊びに来ていた中学生は特に楽しんでくれていたようで、『犯人は踊る』に続いてよく遊んでいるゲームとなりました。
運の良い悪いが勝敗に大きくかかわってくるため、年齢関係なくみんな楽しめていた印象でもあります。
子ども達自身何度か遊んでいるとセオリーというのもわかってきて、「大きい数字は出しにくいから先に出して、特殊カードは後から出した方がよさそう~」と自分達で考察をしていたみたいです(やるね)
本当に説明も簡単で、「どんどん数字を足していくんだよ~」と「特殊カードがあるんだよ~」くらいしか伝えずに始められるため、説明長すぎて飽きるあるあるがないのは助かりました(笑)
長時間遊ぶようなゲーム性ではないですが、ボードゲームに馴染みがない子のきっかけづくりや、異学年で一緒に遊べるゲームとしてはとても良いゲームのように感じます。
たくさん遊んだ中で気になったこと
曲がりやすい
カードを使ったゲームでは仕方のないことなんですが、やっぱり紙製のカードは折れてしまったり、くしゃくしゃになってしまったりしやすいです。
特に小学生達は熱中すると、つい力強く"ギュッ"とカードを握ってしまいます。
遊ぶときにはスリーブ推奨です。
また、箱も紙製(薄いダンボールのような感じ)なので、開け閉めを雑にやると痛みが早くなりそうでした。
大盛り上がりになるゲーム性ではない
決して悪い点ではないのですが、話し合いがあったり正体を隠ぺいしたりするようなゲームではないため、″めちゃめちゃ盛り上がるゲーム″ではありません。
特に自分の番が回ってきたとき、「これをだしたら合計は何になるんだろう?」と考えている時間は無言(笑)
それも含めて楽しめればオッケーです。
チップ3枚はちょっと長い
単純に4人で遊ぶと最大11回選となり、5人だと多くて14回選にもなってしまいます。
きちんとルールに沿って遊びたい方は別ですが、ぼくは「飽きる前に終わるのが一番楽しい」と思っているので、Asobibaで遊ぶ際にはチップを使わず事前に回数を決めてしまいます。
1回1回のプレイを楽しめればいいのかな~っていう考えです。
アレンジを考えよう
このゲームの流れを見てくださった方ならわかると思いますが、めちゃくちゃ勉強になるゲームです!
楽しみながら計算練習をすることができるし、間違ったりわからなくても周りが教えてくれるし、たし算ひき算を遊びながら覚えるという点ではすごい役に立つゲーム内容だと感じました。
そういった点も踏まえた上で、Asobibaで導入している遊び方になります。
▶ 特殊カードを無くして遊ぶ
単純なたし算練習としての遊び方です。
先にも紹介しましたが、Neuの中には「特殊カード」と「マイナスカード」が入っていて、それがゲーム性を生んでくれています。
ただ小さい子と遊ぶ場合にはこれらのカードが原因で止まってしまうことも多いため、算数の導入と割り切って数字カードだけで遊ぶ方法もあるのかななんて考えています。
▶ 違う効果やルールを追加する
ルールをほんのちょっと複雑にするための試みです。
数字の中に「50」のカードがあるのですが、例えばそのカードが出たら"場に出ている数字の合計を半分にする"という効果に変えてみる。
「50%」の意味合いに近いですかね?
結構50のカードが邪魔になってしまうことが多かったり、101カードを出されてしまうと速攻でゲームが決まってしまったりするため、1ゲームを長く楽しむための効果です。
他には特殊カードの一つを「シャッフル」として、″全員のカードを集めて配りなおす″という効果を追加する。
「負けてしまいそう~」とか、「これはもう勝ったでしょ!」みたいな場面から出されたら、一発逆転の可能性を秘めていて面白そうじゃないですか?
▶ チーム戦にする
チーム戦というだけで子ども達は何かと盛り上がってくれます(笑)
相談ありでチーム戦にすれば、「この数字出すから、次はそれ出して!」みたいな駆け引きが多少出てくるかもしれません。
個人戦では「チップ3枚が長いかも」と言いましたが、チップ3枚を「チームでの持ち点」にすれば、先になくなった方が負けというスリルも味わえるんじゃないかなぁと思います。
この他にも、一緒に遊ぶメンバーの様子も見つついろいろなオリジナルルールや遊び方を考えてみると、いつもと違ったゲーム性を体感できるのではないでしょうか?
もちろん普通の遊び方でも楽しめますよ♪
まとめ
今回は、ボードゲーム『Neu(ノイ)』の紹介でした。
101を超えないようにカードを出していくというシンプルなルールと、運の要素で誰でも勝つことができるというゲーム性で、低学年からおすすめのゲームになっています!
算数の導入にもなるし、個人的には「小学校の算数もこれ使っておけばいいんじゃね?」と思ったりして(笑)
サッとできてパッと楽しめる『Neu(ノイ)』
ぜひ遊んでみてくださいね♪
Asobibaからは以上で~す☆